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シーラス セバスチャンの遺産(シーラスシリーズ10)

 

シーラス セバスチャンの遺産―シーラスシリーズ〈10〉 (児童図書館・文学の部屋)

シーラス セバスチャンの遺産―シーラスシリーズ〈10〉 (児童図書館・文学の部屋)

 

 村に帰ったシーラスは、セバスチャンが亡くなった直後に到着する。みんなで心を込めて葬送したが、そこへウマガラスが帰還。さらにウマガラスを追って警官がやってくる。ヤペトスは全てを文書記録することで警官の暴力を抑制した。だが、ウマガラスは逮捕される。しかしウマガラスはヨリムを利用して商人をおびき寄せる。セバスチャン山の相続人として、山の権利と引き換えに、豪華な一軒家を手に入れようとする。ウマガラスは望みのものを手に入れるが、シーラスは山の下の住人との約束をたてに、ウマガラスの権利は限定的ものであることを証明。商人は思惑をはずす。そして妻が息子側についてしまう。「店を守るより大切なこと」を妻に迫られ、商人は追い込まれる。というわけで、無事に危機一髪かと思われた事態は回避。