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氷の巨人 コーリン

 

氷の巨人 コーリン

氷の巨人 コーリン

 

 氷の巨人コーリンは、何千年も生きてきた。100年に一度ほど目をさまします。今回目をさましたコーリンは、人間の世界が急に変わったことに驚きます。鉄道の速さに目を丸くし、電線に足をとられたりとオタオタしたあげく、人間の子となぞなぞ合戦をする。このなぞなぞがとてもおもしろかった(ビルボとゴクリのなぞなぞみたい!)。コーリンは、なぞなぞに負け、それがおかしくて笑っているうちに足を取られて崩れて消える。だが、子どもたちはコーリンを懐かしがる。 スズキコージの絵がとてもあっていておもしろかった。