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ドラゴン・キーパー 月下の翡翠

 

ドラゴンキーパー―月下の翡翠龍

ドラゴンキーパー―月下の翡翠龍

 

 燕で、平和な一時を過ごしたピンとカイ。だが、龍を求めて漢が攻めてきた。戦いには勝つが、それを契機に2人は龍の楽園を探す旅に出る。途中、龍守りの家系のジュンと出合いうが、やっとたどり着いた地には骨が積まれていた。2人を見つけに来た龍にさらわれ、龍の最後の地に行く。龍守りを否定する龍ヘイレイ。しかしヘイレイには秘密があった。そして、カイとヘイレイは、ついに対決。その中で、カイこそ王者の五色の龍であることが示される。ピンはカイに別れをつげ、ジュンと共に、人間としての幸せをもとめにいく。とまぁ、ハッピー・エンドだが、結局、龍と人間の共存は? など、腑に落ちない点も多々あり。全体に、キャラがあるが、ストリー構成が力不足なので、読めるけど、物足りないように思う。