チャールズ1世救出作戦は成功するかと思われたが、モードントの介入により失敗。さらに、脱出の船に爆薬をしかけ4人の命をねらってくるが、悪運つき命を落とす。フランスに戻ったダルタニュンは、マゼランの命に背いたためポルトスともども囚われの身になる。しかし巧みに脱出に成功。マゼランを脅し、王妃と渡り合ってついに銃士隊長の地位を得る。ボルトスは念願の男爵位。アミラスはフロンド党ロングヴィル夫人の名誉。アトスはラウルの昇進を得て大円団。 この巻は、キャラがはっきりしてきすぎて、物語の深みがなくなってきたのが少し不満。はしこいダルタニャンの機知は、ますます冴え渡り、展開のテンポで読ませる感じです。