- 作者: リーネコーバベル,横田美晴,Lene Kaaberbol,木村由利子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/02/15
- メディア: 単行本
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ディナは、母さんから受け継いだ“恥じあらわし”の力を持っている。相手の目を見るだけで、最も触れられたくない相手の秘密を暴き出してしまうのだ。そのため、友人もできない。母さんは、その能力で裁判に協力することがある。だが、母さんの力を悪用しようとした男によって、ディナもろとも陰謀に巻き込まれてしまう。無実のニコと、捕らわれた母さんを救おうとディナは決意するが。 デンマークの作家。物語のテンポも良く、翻訳も読みやすい。ハッピーエンドと言い切れない幕切れも、不快感を感じさせず。むしろリアリティを感じさせる。