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ひかりの国のタッシンダ

 

ひかりの国のタッシンダ

ひかりの国のタッシンダ

 

 白い髪と青い目の人々だけが住む隠された山の奥の国に、一人の女の子がワシにさらわれてたどりついた。金髪で茶色の髪のため、仲間はずれにされかけるタッシングをかばってくれたのは王子。年頃になり、王子にあこがれるがこんな姿では、無理だと苦しむ。そんな折、この国で敷石や建築材に使われている金色の石をねらって、大男が侵入。タッシングは王子たちと力を合わせて大男をやっつけ、二人は結ばれる。 30年余前の本の復刊。素直なおはなしで、一人だけの金髪という設定もおもしろいが、全体の印象は、さしてインパクトはない。