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ぼろイスのボス

 

ぼろイスのボス (児童書)

ぼろイスのボス (児童書)

 

 なんでも自分の思い通りにするクリスタおばさんが、いつものようにマーシャとサイモンの家で、勝手にお茶会の段取りをした日、怪しげな手品セットの液体がボロ椅子にかかったら、いすが変なイス人間のボスになってしまった。いつもテレビも前に座っていたので、なんでも知っていると思っているボスは、ていねいなのにとても強引で身勝手。さすがのクリスタおばさんも太刀打ちできない! 困ったマーシャとサイモンは、手品セットを売っていた古道具屋のおじさんにきいて、なんとかイス人間をもとのイスにしようと四苦八苦する。ジョーンズの定番(?)登場人物のやたらと強引なおばさん、しつけのいい子どもたち、皮肉たっぷりのどんでん返しに向かう。今の日本の子は、こんなに礼儀正しくない・・・と思ったが、意外に大人に押さえつけられて窮屈な思いをしているかもしれない。