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セブンスタワー=4キーストーン

 

セブンスタワー〈4〉キーストーン

セブンスタワー〈4〉キーストーン

 

 逃げるタルとミラは、自由民を名乗る自立しようとする地下民のグループと出会う。優秀な地下民が選民に上がれるようにしようとする穏健派と、拷問を経験し選民と戦うことだけを考える過激派もいる。タルは過激派筆頭のクロウと共に、塔のキーストンを求めて壁をのぼるが、タルを信じないクロウにより、争いとなり、タルはクロウを殺したと思い込んだまま女王の助けを求め、アイニールの国に向かう。一方ミラは、廃船の巫女の元アステイルの生きた剣としての道を見出す。 自由民の仲間割れや地下民の満足などリアル。ゲーム性は強いながらも、よく考えられている。