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11の声

 

11の声

11の声

 

 1920年代アメリカ。静かな北部の町にKKKがやってきた。吸い寄せられるように仲間になる男や若者。狙われる黒人の少女レベッカユダヤ人のエステル父子。詩の形式で書かれるが、11人の声がからまるまで、ちょっと混乱する。訴えかけるイメージはあるが、「ビリー・ジョー」ほどの迫力には欠ける。