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ラッセルとモンスターの指輪

 

ラッセルとモンスターの指輪 (講談社文学の扉―マジックショップシリーズ)

ラッセルとモンスターの指輪 (講談社文学の扉―マジックショップシリーズ)

 

 弱虫のラッセルは、偶然とびこんだ古道具屋で、モンスターを型どった不気味な指輪を買った。それは、はめてまわすと、モンスターに変身できる魔法の指輪だった。モンスターに変身したことで、いじめっこエディに対抗し、一方的にしゃべりまくるお父さんに反論するラッセル。だが、注意書きで警告されていた満月の夜の変身をしてしまい、もどれなくなってしまう! モンスターが思春期の暗喩であるが、自然に書けていて悪くない。ちょっと意図が透けて見えるが気楽に読めそう。