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盗神伝=3 アトリアの王女 後篇 告白

 

盗神伝〈3〉アトリアの女王(後篇)―告白

盗神伝〈3〉アトリアの女王(後篇)―告白

 

 ジェンの計画とは、無人の荒野ディストピアを抜けアトリアに侵入、城を占拠し女王を捕虜とすることだった。女王へのジェンの要求は自分と結婚。ジェンは、女王を以前から愛していたと告白する。しかし、謎の小間使いの情報で、メデアの大使が女王を救出。ジェンは捕らえられ形勢は逆転してしまった。一挙にアトリア女王の心をつかもうとする大使の思惑に反し、女王はエディスと手を組んでメデアを追い出し、ジェンを夫とする道を選んだ。だが、小間使いの正体が神であることをきづき、ジェンは神への不信に苦しむ。しかし、全ては女王とジェンが結ばれるための道だったと知り運命を受け入れる。 アトリア女王へのジェンの愛について納得いく描写がないので、アイディア先行の感がまぬがれない。手を切り落とした人間と切り落とされた人間の間の愛を描くなら、もっとがんばらないと説得力が生まれない!