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哲夫の春休み

 

哲夫の春休み

哲夫の春休み

 

 浦和から長岡まで、小学校を卒業した春休みに旅行をする哲夫の物語。舞台は1989年で、成長が続くバブル前。電車で乗り合わせた順子(なおこ)おばさんの記憶に連れられて過去に飛ぶ。物語の焦点が不明。自分の少年時代に、少年時代の息子と会いたかった?という感じ。親の思いは感じるけど、今の子どもから見たら、自分のおとうさんが、過去にタイムトリップしておじいちゃんに会う時代設定となる物語。春休みもいよいよ始まりましたが、読むなら別の本でいいかもね。