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呪文の織り手(デイルマーク王国史3)

 

川の国に戦争がおこり、父は戦死、兄のガルは魂を失って帰ってきた。荒廃していく村で、混血の一家は異端者として村人の襲撃を受け、船で脱出する。女神であった母、神に愛される長女ロビン。王となる次男ハーン、魔術師となる末弟タック。そして悪と戦う呪文のマントを織る私タナクィ。物語は神話の世界を血を通わせて織り上げられていく。