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義足でかがやく

 

義足でかがやく (世の中への扉)

義足でかがやく (世の中への扉)

 

小学校の時、担任の先生が義足であることを知ってとても驚いた。そんな記憶が、求人を探す中で、義肢装具士という仕事を見たときよみがえった。当時は、自分も義足の人が多く働いていた中で、健常者としてその道に進むが、自分が健常者だからこそ、義足の人の気持ちに寄り添う仕事を志す。そして義足を使った障害者スポーツの世界と出会い、障害者が自信を取り戻し、新しい可能性を広げるサポートをしていくようになる。義足によって変わっていく子どもたちの姿も紹介されていて具体的なイメージがわかる。