- 作者: アンドレアスシュタインヘーフェル,ペーターシェッソウ,Andreas Steinh¨ofel,Peter Sch¨ossow,森川弘子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/04/28
- メディア: 単行本
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読みでがある感じで、ちょっと手に取られにくい感じの本、軽い推理物だが、推理のレベルとしては校高学年くらいか?
リーコは、特別支援学級に通う「深い才能に恵まれた男の子」。頭の中が混乱してしまうので、道を一人で歩くのは難しかったり、買い物がうまくできなかったりする。だが、とてもきれいなママは、リーコをいつだってかわいがってくれる。パパが死んでしまったので、ママはクラブでお仕事をしているのだ。ある日、リーコはオスカーとであった。オスカーは道が危険だといってヘルメットをかぶっているが、なんでもよく知っている。だが、次の日、約束していたのにオスカーは来なかった。そして、街中を騒がせている誘拐犯にオスカーが誘拐されたこと、そしてそのオスカーの手掛かりをリーコはつかみます。オスカーを助けるため、右と左の区別さえ難しいリーコは、一人で街に出る決心をします。いちおう伏線があり、ひっかけの犯人があるものの、誘拐犯の設定が、ちょっとお遊び的なので、中学生くらいには満足できない気もする。リーコはトラブルを抱えているが、見ていると、オスカーも妙に頭でっかちで、この子も大丈夫?という感じ。だから悪いわけではないが、孤立した二人の子の友情もの系。