児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

人形の家にすんでいたネズミ一家のおはなし

 

人形の家にすんでいたネズミ一家のおはなし (児童書)

人形の家にすんでいたネズミ一家のおはなし (児童書)

 

 伯爵家の人形の家(豪華なドールハウス)にネズミの一家(両親と13匹の子ネズミ)が住んでいた。一家は、人形の家の手入れに注意していたが、伯爵邸のリフォームが始まり、人形の家の古さが気になり始める。子ネズミたちは、両親の留守に家をきれいにしようと石鹸でそうじするが、かえって壁紙がはばれメチャメチャになる。家はどこかに運ばれていき、ネズミ一家は庭のものおきの片隅のみじめな暮らしに。だけど、なんと! 伯爵は人形の家をきれいに直してまたすえつけてくれたのです。ネズミ一家はきれいになった我が家にもどりめでたしめでたし! なんということのない話だが、絵がかわいいので、多少長めのお話が聞ける子に読み聞かせてあげれば喜ばれそう。