移民の少年が、努力の末に富を得て、自分が篤志家の個人図書館に助けられた恩を忘れずに図書館建設を行った物語。その努力は尊敬に値するだろうが、巻末の解説に、自身の鋼鉄工場労働者と対立して労働争議が起こったことが書かれているが、こうした負の面も含めた当時のアメリカの姿も踏まえた伝記が、本来ならのぞましい。
移民の少年が、努力の末に富を得て、自分が篤志家の個人図書館に助けられた恩を忘れずに図書館建設を行った物語。その努力は尊敬に値するだろうが、巻末の解説に、自身の鋼鉄工場労働者と対立して労働争議が起こったことが書かれているが、こうした負の面も含めた当時のアメリカの姿も踏まえた伝記が、本来ならのぞましい。