本好きの下剋上?司書になるためには手段を選んでいられません? 第三部「領主の養女V」
- 作者: 香月美夜
- 出版社/メーカー: TOブックス
- 発売日: 2017/09/09
- メディア: Kindle版
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ヴィルフリート妹シャルロッテの洗礼式が行われることになり、初めて妹に会ってそのかわいらしさにビックリのローゼマイン。お姉さんとしてはりきるが、ゲルギオーネが仕掛けた罠にはまったヴィルフリートは、ローゼマインを裏切り者として告発し、同時に無断で監禁中の犯罪者の祖母のもとに行ったことで自分を重大犯にしてしまう。なんとか無事に解決するも、不穏の予感! ローゼマインは、薬となる魔石回収が成功したのに、一度薬を使うと長期間眠る可能性があるため、先送りに。追い打ちをかけるようにシャルロッテが誘拐され、追ったローゼマインは、妹を救うがとらえられ、毒を飲まされる。急きょ魔石の薬を飲むことになったローゼマインは、なんと2年の眠りにつくことになる! 同時収録短編ではローゼマインの護衛騎士ダームエルとブリギッテ二人の恋の行方の結末が明かされる。完全に価値観が違う世界のルールゆえの読者の期待を裏切る展開で面白かった。こういうところがあなどれない!