児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

鏡 ゴースト・ストーリーズ

 

鏡―ゴースト・ストーリーズ

鏡―ゴースト・ストーリーズ

 

 「幽霊の話」スーザン・クーパー作:気難しく冷酷な父を恨んで死んだ少年の霊が、コンピュータを通じてはなしかけてきた。霊は、テニスで僕を僕の父さんに勝たせようとする。父さんは、テニスとなると子どもみたいにムキになる。そしてついに父さんに勝った日・・・。「鏡」角野栄子作:古道具屋で買った鏡に取り込まれる恐怖。「首筋におかれた指」マーガレット・マーヒー作:母さんとイヴォールは、かっこいい暮らしにあこがれている。でもひいおばあちゃんはそんな母さんに批判的。お金があるのに援助してくれないおばあちゃんの車イスをイヴォールは桟橋から突き落とす! 「山」チャールズ・ムンゴシ作:山を越えて出かけようとする僕らが体験する恐怖。
異なる著者による、それぞれの味わいがある短編集。