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木箱にのった漂流

 

木箱にのった漂流 (文研じゅべにーる)

木箱にのった漂流 (文研じゅべにーる)

 

 浜辺で見つけた木箱に乗って遊んでいたフリンと、妹のサリー、ネコのネブカドネドル。波にさらわれてしまうが、海の力の前に無力ながらも、フリンは必死で力を尽くす。その中で農場を手放す前の父のことを思い、道を見つけようとする。ついに岸に着けた時に、父を理解する少年の思いがよく描かれている。