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魔少女ビーティ・ボウ

 

魔少女ビーティー・ボウ

魔少女ビーティー・ボウ

 

 父親っ子だったリニーは、父の浮気による離婚で打撃を受け、感情を見せない少女になった。ところが、その父が帰ってきたいと言い出したのだ。拒否するリニーと、母親の対立。そして魔女の名アビゲールを名乗るようになったリニーは、彼女と隣のナタリーだけに見える女の子を追いかけて100年前の世界に飛び込んでしまう。時を越えて「ギフト」を守るストレンジャーとして扱われるアビー。自分の立場にイライラしながらも、アビーは次第に19世紀を愛するようになっていく。主人公の変化が魅力となっている作品。