児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

おしっこ”小”百科

 

おしっこ?小?百科

おしっこ?小?百科

 

 おしっこのことをまじめに多方面から解説したチェコの作品で、下手うまな感じのイラストが楽しい。著者は、7才の頃から22年もまじめにおしっこの勉強をしているという男性。なので「女の子のおしっこは扱っていません」とある。
どんな解説かというと、たとえば、おしっこしたいときの言い方。ちょっと化粧室に、自然が私を呼んでいる、雉を撃ちに行ってきます!、045番行ってきま~すなど、なるほど。各国の言語で言うと、おしっこなど下の言葉は日本でも子どもが喜ぶが、英語やフランス語の”PEE”(ピー)や”PIPI”(ピピ)もかわいくて子ども受けしそうだ。おしっこの使い道が様々に研究されていて、イギリスのバスは燃料に尿を入れることでスモッグを軽減しているとか。おしっこの歴史では、泌尿器に関する初めての著作をあらわしたのはチェコの医師だそうだ。極限な状況でのおしっこという項目に、まわしを締めたお相撲さんのやり方(想像)があり日の丸のはちまきをしている。あぁ、そういうイメージなのか・・・と。最後に、有料トイレ50%OFFになるかもしれないというクーポンが書いてあり、無料できれいに使える日本は本当に素晴らしいなと思います。