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日本と世界の図書館を見てみよう 図書館のすべてがわかる本3

 

日本と世界の図書館を見てみよう (図書館のすべてがわかる本)

日本と世界の図書館を見てみよう (図書館のすべてがわかる本)

 

確かにいろいろな図書館が紹介されているのだが、どういう基準で選んだのだろう? と首をかしげた。「ユニークな図書館」というのは見た目が変わっている(電車だったり)だが、変わってればいい図書館なの? 「図書館船」や島の図書館も、物珍し気に紹介されているけれど、ここはやはり全ての人に本を届ける必要があることを押さえて欲しかった。そのあともすっとこの調子で、巻数を増やすために写真をいっぱい入れて水増しした? とまで考えちゃいました。世界の図書館についても、トロント公共図書館といったらリリアン・スミスの名前(児童サービスの原点)と共に、確かに重要だとは思うが、リリアン・スミスの説明はなくてオズボーン・コレクション? これも重要だけど、なぜこれが重要かの説明はない。それなりに知っている人はかかわっているんだろうけれど、子どもたちに何を伝えたいかがわかりませんでした。