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じっちょりんのあるくみち

 

じっちょりんのあるくみち

じっちょりんのあるくみち

 

 ある団地の片すみに小さな小さなじっちょりんの家族が住んでいました。ある朝、パパじっちょりんが花の種の入ったかばんを背負ってみんなで出発。コンクリートや壁のすき間を見つけて種を植えていきます。1日の終わり、前に種を植えた階段の上へたどり着くと、そこには小さな雑草たちが色とりどりに花を咲かせていました!
虫なのか小人なのかわからない”じっちょりん”。小学校司書をしている友人が、挿絵の線が細いので少し迷いながら読み聞かせしてみたところ、1年生に大ブームが起きているそう。”じっちょりん”というなんとも楽しい響きの名前と、地面に近い幼い子ども目線の挿絵がカギのようです。