ブラックベリーをつぶし、生クリームと混ぜて作る「ブラックベリー・フール」。300年位前のイギリスの女の子とおかあさん、200年位前のアメリカはサウスカラライナ州の町の奴隷の母と娘、100年位前のマサチューセッツ州のおかあさんと女の子、そして最後はカリフォルニア州の父親と男の子。時代が変わるたびに、材料の入手法（最初はブラックベリーを積んできて、牛の乳を搾っていたが、最後はスーパーで購入）。生クリームの泡立て方や冷やし方も変わっていく。でも、おいしいデザートを作るひとときはみんな嬉しそう。ポイントは、最後の後片付けでボールに残ったブラックベリー・フールをなめてきれいにすること！？ たった一つのお菓子から時代の変化を感じとれるので、高学年向きの読み聞かせやブックトークの中で使っても面白そう。
