宇宙人めいた謎の生き物というなんとも変わった4人組がこの家の天井裏に住み着いてしまった。なんと、山奥にあるお父さんが作っているダムの工事現場で、人間の子どものころの夢を閉じ込めたつぼが、ひび割れてしまい、工事の騒ぎの中で壊れるのを防ぐ方法を求めて山からでてきたという。了は大喜びで、紅はちょっとしぶしぶながら4人に協力を始める。4人は大人には見えない(さみしい大人には見える)。この4人は何者? 夢のつぼの修理はどうすればいい? 人間社会に不慣れな4人を助けていく中で、紅と了はしだいに仲良くなり、4人の正体にも気が付く。ラストは、ちょっとつごうよく治めすぎかな? と思うが、そこそこに楽しく読める。