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ねこが見た話

 

ねこが見た話 (福音館創作童話シリーズ)

ねこが見た話 (福音館創作童話シリーズ)

 

 のらねこが語る人間たちに起きた不思議な出来事4話。家の床下に生えるキノコを食べ続けキノコになってしまう家族の話「キノコと三人家族のまき」、いばっているのに小心者の社長男の館に6人の風来坊がこっそり居候する「もちつもたれつの館のまき」、椅子に座って言ったことが本当になる「おかあさんのいすのまき」、ひねくれ者のおばあさんとのらねこが一緒に死にかけたものの、天国と地獄の分かれ道にいる切符係の手違いでよみがえり共に暮らすことにする「天国か地獄か?のまき」。ねこが自分のことをオイラと言い、挿絵も昭和レトロな印象で、独特な雰囲気をかもし出します。(は)