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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

おとうさんがおとうさんになった日

 

 お父さんの3人目の子どもが生まれる日、上の子2人が聞きました。
「お父さんは赤ちゃんうまないのに、いつお父さんになったの?」
「もちろん、おにいちゃんが生まれた日さ。初めての赤ちゃんは、うれしくてふるえて、お母さんがまぶしく見えた。」
「次のあこちゃんが生まれた日は、お父さんにそっくりでうれしくて、くすぐったかった。」
そして、3人目の子を自宅で迎えることにしたお父さんとお母さん。助産師さん、おばあちゃんも来て家族が見守る中、元気な泣き声で赤ちゃんが生まれた。今日は、お父さんはもっともっとお父さんに、お兄ちゃんはもっとお兄ちゃんに、あこちゃんはお姉ちゃんになったうれしい日。
文庫では、幼稚園から1年生くらいの子たちが『おかあさんがおかあさんになった日』と合わせて繰り返し借りていきます。自分が喜び迎えられたということから家庭の性教育が始められるといいと思います。 (P)