児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

海賊モーガンはぼくの友だち

 

夏休み、3年生の洋一は、海の近くにあるおばあちゃんの家に行く。亡くなったおじいちゃんの部屋で不思議な笛を見つけた洋一。大きな船の船長だったおじいちゃんが外国でもらったというボースンズ・コール。船乗りが使うというその笛を、洋一は海に向かって思いっきり吹いてみた。その夜、洋一の枕元に海賊モーガンが現れ、洋一を海賊船に連れて行く。スペイン船と戦い宝の山を手に入れた海賊たちと勝利の酒盛りを楽しむうち、ふと気づくと洋一は元の岬にいておばあちゃんが迎えに来ていた。
続編『海賊モーガンの子どもたち』では、かあさんとけんかした洋一がボースンズ・コールを吹いてモーガン船長と再会。モーガンの住む海賊島に行き娘のキャロルとモーガンの仲直りに一役買う。3巻目の『海賊モーガンの宝島』では、宝島の宝をめぐってちょんまげの海賊たちとの戦いをくり広げる。

原色に金色を多用した挿絵が少々ごちゃついて感じます。 (は)