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ベネベントの魔物たち 2 緑の手の指輪

 

シリーズ2巻目は、ふたごのローザとエミリオのいとこ、プリモが中心の物語。

度胸が自慢のプリモは、ある日川で釣った魚のお腹から金の指輪を見つける。魔物たちの住むベネベントで最も恐ろしい魔女マナロンガの指輪だ!と思いこんだプリモ。魔法の力を確かめるため、いたずら魔物ジャナーラを捕まえる計画を思いつく。指輪を首から下げ魔物の木で一晩中待ちかまえるも、ジャナーラは現れず。次なる計画、町でただ1人本を読むことのできるいとこのマリアのお父さんに調べてもらおうと、指輪をマリアに預けたところ、マリアが行方不明に。しばらくして無事帰ったマリアは、恐ろしい魔女のクロッパーにつかまったが指輪の力で逃げ出してきたと話す。

プリモは、今度こそ自分の力で指輪の力を確かめようと、マナロンガが現れる橋へ向かう。しかし、あわやマナロンガに連れていかれそうになったところを姉のイシドラに助けられる。それを見ていたマリアは、プリモに何かうちあけたい様子を見せるが。マリアの冒険の本当の話は、第3巻目で。  (は)