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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

こわいオオカミのはなしをしよう

 

 マイケルは、パパにおはなしをねだる。怖いオオカミが登場して虹色の羽のにわとりレインボーを狙うおはなしだ。パパとマイケルのやりとりも楽しいのだが、同時に私は個人的にこうした設定が苦手。これを読むとき、どういう視点で読むべき? という気分になってしまうのだ。作者は実際に息子のためにこの物語を描いたとのことで、実際のやりとりの様子が反映されているのかなと思うし、親子のやり取りも物語事態もユーモラス。でも、こういう物語は大人目線の気がしてしまう。