『平安女子の楽しい! 生活』の著者による男子編。またまた、古典のを用語を現代だったらこんな感じと巧みに表現してくれるので、なんだか平安男子が身近に感じられます。平安時代の貴族社会は行事が多かったのを「フェスティバルでイケてる男子とは?」と書かれると、見てると眠くなりそうな儀式ではなく、当時の人が儀式に感じていたワクワク感や、気合の込め方が感じられてきます。平安男子のオフィス事情やら結婚と恋やら、なんとなくのぞき見している感じでドキドキしてきます。そうか、平安時代も、みんな同じようにたいへんだったり頑張ったりしてたのね。よし、私たちも頑張ろう!と明るい気持ちになれる書き方がすてきです。 ただ女子編でもそうでしたが、ここでも登場するのはセレブ中心。著者はご病気をされたり大変だったそうですが、この楽しさでぜひ『平安庶民の ○○な生活』という庶民篇を見てみたいです。