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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

国谷裕子とチャレンジ 未来のためのSDGS①「人間」に関するゴール

 

持続可能な開発を行なうために必要な行動計画の一つ「人権」を取り上げた巻。SDGsは、17の「ゴール(大目標)」と169の「ターゲット(小目標)」からなり、この巻ではゴール1貧困をなくそう、ゴール2飢餓をゼロに、ゴール3すべての人に健康と福祉を、ゴール4質の高い教育をみんなに、ゴール5ジェンダー平等を実現しよう、ゴール6安全な水とトイレを世界中に、という6つのゴールについて扱っている。内容的にはターゲットの項目の簡単な説明中心で、これで調べるというより、問題点を理解して、それぞれの項目を調べていくスタートにするための本。それにしても、コロナ下でこうした問題はますます深刻化しそうです! 目次及び索引あり。監修者のプロフィールは掲載されているが、実際の企画・執筆・編集者は2名+キックオフプラスで略歴なし。インターネットで検索した範囲では、西戸山学氏は1951年生まれ歴史・地理などの児童書の実績あるフリーライター。市川はるみ氏は同姓同名がいるがツィッターをしているフリーライターで自然農園を行っている方と思われる。キックオフプラスは編集会社でした。