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梨の子ペリーナ

 

文章は多いが、物語がとてもしっかりしているので、読み聞かせてあげれば5歳位から楽しめるだろうし、高学年の子でも満足する物語。王さまに差し上げる梨の不足分の代わりにかごに入れて王宮に届けられた女の子は、ペリーナ(梨の子の意)と名づけられて王宮の下働きになる。みんなに好かれ、王子とも仲良しになるが、ペリーナをねたんだ召使のせいで魔女の宝物を取りにいかなければならなくなってしまう。不思議な助け手や3回の繰り返しなど、昔話らしくわくわくさせる物語。