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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

くじらのあかちゃんおおきくなあれ

 

静かな南の海。ざとうくじらのお母さんがお腹の赤ちゃんに子守歌を歌っていると、空から三日月が声をかけました。「あかちゃんはどこにいるの。」お母さんくじらがこたえます。「あなたがまあるくなるころに、うまれてくるでしょう。」

そして満月の夜。赤ちゃんくじらは生まれました。赤ちゃんは、お母さんのおっぱいをのんで、ぶおーっと息をふき上げたり、どーんとジャンプしてみたり。お母さんのまねをしながらだんだん上手になります。そしてまた、満月が見守る春の夜、くじらたちは元気に北の海へ出発してゆきました。

くじらのダイナミックな行動が迫ってくる挿絵です。 (は)