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中国のごはん

 

中国の東北部、大連市に暮らす一家をモデルに、中国の食生活を紹介。一週間の献立例や、食養生の考えに基づく「五味五色」の食べもの例、中国四大料理の特徴などを、イラストで解説する。

医食同源と考える中国では、体を冷やすのはよくないとされ、冷めたものを食べるお弁当は作らないとか、牛乳やビールは冷たいものを飲まないとか。楽しくおいしく食べるためにマナーにはあまりうるさくないとか。また、日本ではそれぞれ調理器具が異なる、切ったりつぶしたり、揚げたり蒸したりを、1本の包丁1つの鍋で行ってしまうなどが驚く。

巻末のより詳しい解説では、強火で手早く仕上げるイメージの中国料理が、実は乾物をよく使うため下処理に手間をかけていること、日本とちがって酢を加熱調理によく使うことを白身魚のあんかけのレシピで比べるなど、興味が深まる。 (は)