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星座を見つけよう

 

明るい1等星をもつ星座、つまり夜空で見つけやすいもの、それは15個だけだから、まず覚えていこう、とよびかける。最初は、北斗七星とおおぐま座。クイズのページで復習しながら、だんだん覚えていく実感をもって読み進められるのが楽しい。

春夏秋冬の星図は、星だけを描いた実際の空と、星と星を線で結んで星座を示したものとを並べてあって、わかりやすい。星は、1日に4分ずつ、1か月で2時間早くのぼり、1年で同じ時刻に戻る、という規則正しい動きをするので、この星図はずっと使える。

星座の本というと、神話とセットのイメージだが、本書はとにかく見つけ方を徹底解説。私も、天の川近くに見えるという「あいらしい小さなすがた」のいるか座を、見つけてみたい!と思いました。それから、宇宙飛行士には星座の知識が必須ということを知って、なんだか夢のある話だなあ、とも思いました。

読みでのある絵本なので、4年生くらいからおすすめ。索引もあります。 (は)