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4ミリ同盟

 

子どもの頃は感心がないけど、成長してくるとなぜかフラココノ島に行ってフラココノ実を食べたくなる。なのに、ポイット氏は、なぜか島に渡ろうとしてもトラブルが起きて、どうしても島にいくことができません。そんなある日、しゃきんとしたエビータさんからフラココノ実を食べていないことを見破られてしまいます。なんと、食べていない人は、4ミリ位宙に浮いてしまうのだというのです。ポイット氏は確かに自分も浮いていることに気が付きビックリ。仲間を探して力を合わせればフラココノ島に行けるはず、と言われ仲間を探し始めます。そして画家のバンボーロ氏とおばあさんのコロリータさんが加わり、4人はイカダを作ってフラココノ島に向かうことにしました。
高楼さんらしい奇抜なアイディアが楽しいが、フラココノ実を食べたいのか、食べたくないのかがなんとなく微妙。そして結末も、正直、ちょっとずるい気がしました。小学生だと納得がいかず、高校生くらいなら、これもいいな、と思うようなてんかいという気がします。