児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

短歌部、ただいま部員募集中!

 

タイトルのワクワク感に比べると、内容がオーソドックスで、結局短歌の本かぁ(当然と言えば当然なのだが)と思わされた。読者想定はまじめな優等生? ちょっと混乱したのは、著者が複数(男女)だが、どちらが書いているのかが、文末に( )で記してあるけど、読んでいるときにわかりにくく、なおちゃんの家のねこタマスケというキャラも出てくるけど、タマスケはなぜ登場?というのもよくわからなかった。すでに短歌に興味がある子には、投稿先などの案内もあり良いとおもうのだが、ぐいぐい短歌の世界に引っ張っていってくれるようなインパクトがちょっと弱いように思う。