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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

ヤンとスティッピー

 

駅員としてはたらくヤンは、おどることが大すき。発車の笛を吹きながら、プラットホームの掃除をしながら、いつもポーズをきめておどります。ほかの駅員たちは、仕事中におどるなと、ヤンを貨車に放りこんでしまいました。やがて、大きな駅にたどり着いたヤンは、うきうきしてホームに降り立つと、さっそくおどる場所を探しに出かけました。

一方、その町に、スティッピーという子犬がいましたが、飼い主はスティッピーを公園の木につないだまま旅行に出かけてしまいました。そこへやってきたのがヤン。ヤンは、スティッピーのひもをほどいてやると、得意のおどりを披露。すると、スティッピーも一緒におどり出したのです。たちまち、ふたりの周りに人が集まってきて。やってきた劇場の支配人が、うちでおどりませんかと誘いました。そして舞台は大成功。ふたりは、町の人気者になったのでした!

最小限の文章と挿絵が、ぴったり合っています。 (は)