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ビーテクのひとりたび

 

ビーテクは1年生。学校がお休みの1週間、プラハのおばちゃんの家へ行くことに。初めて1人で汽車に乗るのです。カバンをしょって、ポケットにおばちゃんの家の住所のメモを入れて、駅の切符係のお母さんから切符を受け取って、さあ出発です。

客室は6人がけで、いろんな人が乗っては降りていきます。おじさんが連れた子犬にパンをやったり、ビーテクのおねえさんくらいの女の子としゃべったり、横になって少し寝ていたらビーテクに気づかないおばさんが荷物を上に置いてびっくりしたり。

プラハ中央駅に着くと大勢の人と押し合いへし合いでしたが、ビーテクは無事におばちゃんに会うことができました。

もう1話は、おばちゃんと一緒に動物園や博物館、公会堂の大時計などを見てまわる「ビーテクのプラハ見物」。アニメーション風の挿し絵が楽しい。 (は)