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ブルンディバール

 

ブルンディバール

ブルンディバール

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原作は劇とのことで、舞台を絵本にした感じが強い作品。ペピチェクとアンニカが、病気のおかあさんのためにミルクを手に入れるため町へ行く。だが、お金がない。歌って大金を稼いでいるブルンディバールのように、歌で稼ごうとするが、彼にじゃまされてうまくいかない。でも300人のこどもが助けてくれて、大成功。ミルクのおかげでおかあさんも良くなるという展開。舞台で見ると楽しそうだが、絵本だと、ちょっと図式的に見える気がする。絵本に説明はないが、集まってきた子どもたちは、ユダヤの星の腕章をつけている。作品背景について、大人向きに解説はつけても良いようにかんじた。