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コタンの口笛 第2部・上―光の歌ー

 

ユタカは、1対1を約束したはずの決闘でだまし討ちされ、足に大けがを負う。そんな中、マサたちの父親が、酒をやめ定職に就くと決心し、木こりの仕事を始める。

しかし、家族に希望の光が見えたのもつかの間、父親は仕事中の事故で亡くなってしまう。マサとユタカは、おじの指示に従うしかなく、コタンの近くで飲食店を営む家族に世話になることに。中学校に通いながら、マサは家事と店の手伝い、ユタカも出前の仕事を受け持つ。

店の夫婦には、黒人兵を父親にもつベラという名の養女がおり、ユタカはベラの明るさと強さに接し、心の風穴を開けてもらう思いがする。

一方、英語の勉強を続けたいユタカは、中西先生のところへ移ることになり、マサの方も、ユタカの同級生の岡野の牧場へ移って仕事を手伝うことになる。 (は)