国際教育支援のために働く著者が、勉強も運動もイマイチだった自分の中学生時代からの歩みを語っている本。とはいっても、この道一筋ではなく、いろいろ回り道をしたけどそれが無駄にはならなかったんだよ、というメッセージはたしかにいいけど、ちゃんと大学も出てるし。ダンサーとしても活動でてきる、語学も次々に習得、バイトで料理人を始めたらミシュランの店で昇進って、ふつうはこんなことはできないよね、と、つい思ってしまいました。そうした中で、「コアバリューによる選択の例」として、短所長所の判断や、学校選びの考え方をどう考えたら良いかの表などは、実用的。ちょっとやる気がある中学生の背中を押してくれる本でしょう。