ケチな隣人カリーさんがらみの騒動が多いこの巻。カリーさん宅の庭につるしたおんぼろハンモックの試し役や、仮装衣装のアイロンがけでの大失敗。ブラウンさんの誕生日プレゼントで設置したサウナに、カリーさんを閉じこめてしまったり！
でも、うまい具合に収まってしまうのがパディントン。ブラウンさんのかわりに受けた運転免許の試験では、特別車限定免許に合格。クリスマスのお祝いで見に行ったパントマイム劇場では、手品を披露して大喝采をあびます。
11巻から訳者（と出版社）が代わり、文章のテンポなどに違和感を持ちました。挿絵のペギー・フォートナムは代わりませんが、後年になっての姪らが彩色したというカラーのパディントンは、ぐっと幼い印象です。 （は）
