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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

くしゃみおじさん

 

白いうさぎと、黒ねこと、大きな声でほえる犬が幸せにくらす家のそばを一人のおじさんが通った。ところが、おじさんが大きなくしゃみを三回して通り過ぎたら、黒ねこの耳が白いうさぎの耳となり、白うさぎの耳が黒ねこの耳に、犬の大きな声はねこに、猫のこえが犬にと大変なことになってしまいました! 3匹があわてておじさんを追いかけると、体中の羽がぬけてしまったガチョウ、とれたとさかを口にくわえ、頭に尾羽をのせたニワトリなど、次々にへんな姿になってしまった動物や人間にであいます。挿絵が内容にぴったりでユーモラス。単純だけどとても楽しいおはなし、よみきかせをしてあげたら4.5歳でも大喜びしそう。