大きな池のすいれんの葉の上にカエルが2匹。1匹が、棒きれを抱えもう1匹にそのわけを尋ねる。
犬が飛びかかってきたらやっつけるため。
でも犬なんていないし、こんな広い池を泳いでくるはずもない、と言い返すと、もしボール投げの世界チャンピオンが水泳チャンピオンの犬に向かって池のボールを「とってこい!」と言ったらどうする?と。
そんなあるかわからない心配のために、と大笑いしていると、アオサギが舞い降りてきて2匹をパクリ!!
ところが、例の棒がつかえたせいで、2匹は危ういところを命びろい。そしてカエルたちは、新しい棒きれをさがしに森へ入っていった。
するとそこへ・・・ボール投げの世界チャンピオンが水泳チャンピオンの犬を連れてやってきて、ボールを池に投げて言ったのだ。「さあ、ボールをとっといで!」。
前半は、2匹のカエルの変化のない構図。カエルたちの会話が伏線となるので、会話をしっかり聞きとる必要がある。おもしろさがわかるのは高学年から。 (は)