農家の暮らしから飛び出して船に乗った男の子ジャックは、難破して小さな島に流れ着いた。出会ったのは大きなカメ、そしてやはり19年前に漂着したという男。自分の名前も忘れたとしてロビンソンと名乗ったその男となんとか島で暮らしていくが、家が恋しくてたまらなくなる。海賊の宝物をさがし、魔女が魔法の薬を発見‼ついに魔女の薬で、小さくなって、ビンに入って故郷を目指すことを思いつく。『宝島』『ロビンソン漂流記』、シェイクスピアの『テンペスト』のイメージが混ざり合って、思いがけない展開が繰り広げられて、楽しい。カメのカリバンが、なかなかいい味を出してます！
