秋、たくさん実ったどんぐりが地面に落ちると、さまざまな動物たちが集まってきます。ひろって食べるもの、どこかへ運んで地面に埋めるもの、巣あなにたくわえるもの。冬を越えて春がくると、食べられもせず、たくわえられもしなかったどんぐりのうち、浅くうめられたものから芽が出て、根をのばし、育ってゆきます。
木は、400年くらい生きる間に2年ごとにどんぐりを実らせ、また動物たちの仲だちで木や森が成長してゆく。「どうぶつたちは じぶんでは しらずに きを うえているのです。もりを そだてているのです。」自然の支え合いは、なんとよくできているのでしょう。 (は)