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児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

アンネの日記

 

アンネの日記 増補新訂版
 

 有名な作品の完全増補版。ごく普通の、気が強く強情な少女が、“隠れ家”という特殊な状況の中で凝縮された形で、思春期を味わう姿がくっきりと現れている。アンネが、混沌と不満に満ちた状態から徐々に清涼な精神の落ち着きを確立していく様子が魅力だろう。隠れ家に潜んだ8人中、父オットーを除いた7人が死んだという現実に当時のすさまじさを感じる。